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国政報告会 (2003年9月16日配信)

■■■  国政報告会  ■■■ 7月31日の粉河町を皮切りに、9月7日の岩出町まで和歌山第二区内の16市町村で、国政報告会を開催させていただき、多くの皆様のおかげで5千名の方々にご参加いただきました。 私は、11年間の県議時代、8年間の市長時代を通じ、絶えず報告会を開催し、選挙区の皆様に語りかけ、また様々なご意見やご要望を聞かせていただきました。そしてこの活動こそが、私の政治の原点でありました。 政治家にとって大切なことは、一方で国民の生の声を聞き、一方で時代の流れを的確に把握し、双方勘案して適切な政策を立案し遂行してゆくことだと思います。そのような意味からも、報告会やミニ集会を通じて、時事を語り、また日々の生活や仕事から出てくる生の声を聞かせていただくことは最も重要な政治活動であると思います。 さて、国政報告会ですが、改めて30~40分で国政報告することは、難しいものだと感じました。何といっても課題は多岐にわたり人々の関心も多岐にわたっているからです。政局、内政、外交等すべてを網羅することは不可能で、十分意をつくせませんでしたが、大要次のような報告をさせていただきました。 (1) 地方の声が余り届いていないこと 「昔は地方のことを知っている官僚も政治家も大勢いたけれども、最近は地方のことを知っている官僚も政治家もほんとうに少なくなった。」と当選回数を重ねた政治家が自民党内の会合で発言されましたが、私の一年数ヶ月の体験からも、全く同感です。 就任来、様々な場所で、様々な分野で地方の思い、悩み、期待を大いに発言してきましたが、これからも自民党衆参議員357名中10名しかいない市長経験者として、地方に生きる人々の生の声を国政に大いに反映させてゆかなければならないと思っています。 (2) 県選出与党三党国会議員の連携 現在、政府は与党三党体制ですが、和歌山でも木村知事を中心に与党三党の県選出国会議員が絶妙な連携プレーをしています。事あるごとに県東京事務所に集まり、世耕議員、谷本議員は官邸の福田官房長官に、西議員は冬柴公明党幹事長に鶴保議員と二階保守新党幹事長は連携して、そして、私は山崎自民党幹事長にそれぞれ働きかけ、和歌山県の抱える課題解決に取り組み、大きな成果を上げています。これからも、この連携がうまく機能することが、和歌山県の発展のためには重要だと思います。 (3) 地域振興について 市町村それぞれの特色がありますが、共通する課題として、一つは、高野・熊野の世界遺産登録を大いに活用して、訪れる人々の流れを各々の地域がどう受け入れてゆくかです。またもう一点は、農林水産業の振興と共に自然やそこでの体験を求める人々の意識の高まりを受けて、農山漁村の活性化に結びつけることだと思います。 (4) 総裁選について 小泉総理を支持します。その理由は、今は歴史的にみて大改革期であり、小泉総理の掲げる構造改革を推進し、政府も企業も個人も時代の変化に対応して変わらなければならない時だと思うからです。ただし、小泉総理の構造改革路線を支持しつつも、そこに地方の声を大いに反映させ、地方にとって夢のもてる改革にしてゆかなければならないと思っています。

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